乳酸菌と言えば、そのもっとも代表的な効果として便秘解消などが話題にのぼりますが、実はそれ以外にも様々な効能があります。 例えば、代表的なものとしてはアレルギー対策が挙げられます。 花粉症や鼻炎、アトピー性皮膚炎に対して優れた働きを持っているのです。 また、その他にも発がん性物質を抑制するという働きも注目されています。 そんな多岐にわたる役割の中から、ここでは美容や美肌に関する効果を特集しました。 そもそも、なぜ乳酸菌が美肌や美容に役立つのでしょうか? その答えとして挙げられるのが「腸内環境と肌トラブル」との関係です。 男性・女性を問わず、便秘になったときにニキビなどの肌荒れが増えたと感じたことがある方は少なくないでしょう。 その原因は、根本まで辿っていくと、腸内での悪玉菌の悪影響にあるのです。 腸内で悪玉菌が増えると、腸内に悪質なガスや老廃物、腐敗物などが増えてしまいます。 悪玉菌は代謝によってこれらの物質を排出するからです。 そして、悪玉菌が腸内に増えすぎると、腸内が腐敗物や老廃物で一杯になってしまいます。 溢れ返って行き場所を失った老廃物は、ほどなくして腸壁から吸収されていってしまいます。 腸壁から吸収された老廃物や腐敗物は、本来の腸の役割である栄養素の吸収と同じ様に扱われます。 つまり、吸収された後に身体中に血液を通して運搬されていくのです。 もちろん、肌にも老廃物は届きます。 これがニキビなどの肌トラブルを引き起こしてしまうのです。 便の調子が悪いという人で、ニキビなどにも悩まされている場合は、乳酸菌サプリの摂取をオススメします。 乳酸菌を摂取することで肌がきれいになる最も代表的なケースです。 もちろん、ニキビなどの肌トラブルとしてハッキリと肌に悪影響が出なくても、腸内環境が乱れることによって、上記のようなサイクルが出来上がってしまい、肌のクスミなどに繋がることがあります。 何となく肌にハリが出ない、ツヤが悪いなどという状態に悩まされているのであれば、腸内環境から肌をケアしてみることが有効な手段として挙げられるでしょう。 もちろん乳酸菌だけでなく、オリゴ糖なども組み合わせて使うのがオススメです。 さらに、乳酸菌サプリは複数の種類の菌種を含んでいるものを選ぶことや含有量をチェックすることなど基本的な条件をしっかりクリアすることが求められます。 これらのポイントをしっかりと意識すれば、美肌や美容に乳酸菌を活用することも十分に可能でしょう。